講義ノート
職務特性モデル;仕事の特性が従業員のモチベーションに影響する
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職務特性モデル(Job Characteristics Model)は、職場での仕事の特性が従業員のモチベーション、満足度、生産性にどのように影響を与えるかを説明する理論です。このモデルは、1976年に心理学者のグレッグ・オールダムとリチャード・ハックマンによって開発されました。
職務特性モデルの各要素と具体例
スキルの多様性(Skill Variety)
仕事がさまざまなスキルや才能を必要とする程度。
- 例: プロジェクトマネージャーが計画、組織、コミュニケーション、リーダーシップ、予算管理など、多岐にわたるスキルを使う仕事。
タスクのアイデンティティ(Task Identity)
一つの仕事を最初から最後まで完了させること。
- 例: 家具職人が木材を選び、加工し、最終的な製品を完成させる。一連のプロセスを通じて、明確な成果物(家具)が生まれる。
タスクの重要性(Task Significance)
仕事が他の人々や社会全体に与える影響の大きさ。
- 例: 医療従事者が患者の健康と安全を守る仕事。その仕事が直接的に人々の生活と健康に大きな影響を与える。
自律性(Autonomy)
従業員が自分の仕事を計画し、実行する自由度。
- 例: 営業担当者が自分のスケジュールを管理し、顧客とのアポイントメントを自由に設定する。彼らは自分の方法で仕事を進める自由を持っている。
フィードバック(Feedback)
仕事のパフォーマンスに対する明確な情報。
- 例: ソフトウェア開発者がプログラムを作成し、チームメートやユーザーからの直接的なフィードバックを受ける。これにより、開発者は自分の仕事の質を理解し、改善することができる。
これらの例は、職務特性モデルの各要素が実際の職場でどのように現れるかを示しています。これらの要素が高いほど、従業員はよりモチベーションを持ち、満足度が高まり、生産性も向上すると考えられています。
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