講義ノート

ブリッジズの移行モデル|組織の生まれ変わりをマネジメントする

ウィリアム・ブリッジズの移行モデル(Transition Model)は、個人が変化を経験する際の心理的な過程を説明するために開発されました。このモデルは、特に組織の変化管理において広く用いられています。ブリッジズのモデルは、変化そのものではなく、変化に伴う移行(遷移)に焦点を当てています。

ウィリアム・ブリッジズ

ウィリアム・ブリッジズは、変化管理と移行のプロセスに関する専門家として広く認識されています。彼は1933年に生まれ、主に組織内の変化に焦点を当てたコンサルタントとして活動しました。ブリッジズはスタンフォード大学で英文学を学び、その後、コロンビア大学で教育学の修士号を取得しました。彼は「Managing Transitions」などの著書で知られ、これらの作品では、個人と組織が変化を効果的に管理する方法について詳述しています。ブリッジズの理論は、特に彼の移行モデルによって、組織変化の分野で広く採用されています。彼の業績は、多くの組織や個人が変化をナビゲートするのに役立っています。

ブリッジズの移行モデル;三つの主要なフェーズ

終焉(Ending, Losing, Letting Go):

  • このフェーズでは、古い状況やアイデンティティ、方法からの離脱が起こります。
  • 人々は不安や悲しみ、否定、怒りなどの感情を経験することがあります。
  • 重要なのは、過去を手放し、新しい状況に向けて進む準備をすることです。

中立地帯(The Neutral Zone):

  • これは古い状態と新しい状態の間の過渡期です。
  • この時期はしばしば混乱や不確実性、焦り、低いモチベーションの時期となります。
  • しかし、このフェーズは新しいアイデアや創造的な思考、個人的な成長の機会を提供することもあります。

新しい始まり(The New Beginning):

  • このフェーズでは、新しいアイデンティティ、新しい現実、新しいエネルギーが形成されます。
  • 人々は新しい状況に適応し、それを受け入れ、それにコミットするようになります。
  • この段階では、新しい役割、新しい関係、新しい活動が始まります。

ブリッジズのモデルは、変化を管理する際に個人の感情や心理的な過程を理解し、サポートするための重要な枠組みを提供します。組織やリーダーは、このモデルを用いて、変化の過程で人々をより効果的に支援し、変化をスムーズに進めることができます。

金融機関にお勤めですか?
匿名アンケートのご協力をお願いします!

より良い教育プログラム開発のため、
3分程度で終わるアンケートにご協力いただけませんでしょうか?
猿樂 昌之

猿樂 昌之

猿樂事務所(同 つむぐ人たち)の代表です。金融機関向け研修での補足情報や経営の知見を発信しております。よろしければSNSをフォローください。

こちらの記事も読まれています

トレンド体験レポート

  1. 銀行の「アルムナイ(卒業生組織)」はワークするのか?

  2. 『フジ子さん』を体験|オンライン・アシスタントが業務に与えるインパクト!活用法、メリット・デメリットまで

  3. 文章生成AIで、オウンドメディアをスピード構築できるか?手順・プロンプト・注意点まで実体験から徹底解説

  4. 注目のIBJ(東証:6071)結婚相談所加盟店の無料説明会に参加してきました

あなたにおすすめの記事

  1. 企業変革理論6選;ロジックを踏まえたチェンジマネジメントを

  2. モチベーション理論12選;組織を考える上で知っておきたい行動源泉ロジック

  3. チャネル政策|開放的・選択的・専属的(排他的)とは?メリットデメリットや商品との相性

  4. 探索財、経験財、信頼財|商品特性を理解したマーケティングを

  5. 金融機関による資金繰り表の評価と対応のポイント

  6. 組織改善の施策15選

  7. リーダーシップ理論8選;優れたリーダーとはどのようなリーダーなのか?どう育成するか?

  8. 資金繰り「悪化」要因とシグナル17選;典型的なパターンをおさえておこう

  9. 「資金繰り表」の基本ガイド;図表でわかりやすい解説と関数入りフォーマット

【特集】

中小企業の『救世主』
オンライン・アシスタント
体験をまとめました


オンライン・アシスタントとは?メリット・デメリットまで


オンライン・アシスタント活用術20選

メールマガジン登録

TOP